愛媛県立とべ動物園の試み

【2016/8/13】

愛媛県立とべ動物園(砥部町)は今年から、家畜や小動物などを除き、園内で死んだ動物を全て公表しています。

 

赤ちゃん誕生や、新しい仲間の情報はどの動物園でもニュースを流していますが、

動物の死を全て公表するという事は、動物園側からすると、マイナスイメージがつき、評判も悪くなるかもしれません。。

しかし、同園では、動物の死を知ることで命の大切さについて考えてほしいとの願いがありました。

6月から7月にかけて、ヒグマのガブ(雄、29歳)

ニホンツキノワグマの花子(雌、28歳)、ジャガーのプリメーラ(雌、20歳)

クロクモザルのサル吉(雄・23歳)が老衰や病気などで相次いで死亡しました。

獣医師でもある渡辺園長はかつて県動物愛護センターの所長を務め、人間の身勝手で見捨てられ、処分される犬や猫を数多く見てきました。

昨年4月に園長に就任し、動物の愛らしい様子を見てもらうだけではなく、いつかは死んでしまうことや命の重みについても考えてもらいたいと、公表を思いついたそうです。

それぞれの動物には、知名度にかかわらず様々な思いを持つファンがおり、プリメーラが死んだことを聞いて花束を持って訪れた人も。

こんなところにも、積極的に公表する必要性を感じているといいます。

同園では164種約620頭を飼育し、年間30頭ほどが死んでしまうそうです。

2年後に開園から30年を迎え、動物の高齢化の問題にも直面しています。

渡辺園長は、「老いるということも含め、動物園が命を学ぶ場となってほしい」と話しています。

(YOMIURI ONLINE記事より)

【2016/8/13】

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