ネグレリア・フォーレリ

【2015/7/14】

「ネグレリア・フォーレリ」

この名前の生き物をご存じの方、少ないのではないでしょうか??

<脳を食べるアメーバ>と呼ばれYAHOOニュースにも掲載されていました。

アメリカ中西部ミネソタ州の湖で泳いでいた10代の少年が今週、「原発性アメーバ性脳髄膜炎(PAM)」による危篤状態に陥り、その後死亡したそうです。

 

詳しく調べると・・・

■Naegleria fowleri の読み方は、日本寄生虫学会の「寄生虫和名表」によれば フォーラー・ネグレリア が正式名。

■通常25–35℃ほどの温水環境に生息

■他のアメーバ類とは異なり、生活環の中に鞭毛型を持つのが特徴

■人間に対して病原性を示し、感染すると、原発性アメーバ性髄膜脳炎 を起こすことがある

これは中枢神経系が冒されることで、始めは嗅覚認知(匂いや味)の変化が起こり、続いて吐き気、嘔吐、発熱、頭痛などを示し、急速に昏睡して死に至るものである。このため”殺人アメーバ”と呼ばれる事もある。

侵入経路は鼻。鼻から水が入るとネグレリアフォーレリが鼻の嗅神経から直接脳内に侵入し、侵入後組織融解酵素という肉質を溶かす液を出し、脳低部の細胞を溶かしてそれを栄養に爆発的に細胞分裂をして脳を喰いつづけ、感染者は数日で死亡する。

 

感染予防・対策について・・・

■暖かい温度の水には入らないこと。入ったあとは必ず鼻を食塩水でうがいする。
■寄生アメーバが口から入ってしまっても、胃で消化液によって消化されてしまうので心配はない。鼻や耳から入った水に注意。
■塩分の高い温泉に行く。循環している温泉や湖、沼、管理の無い天然温泉などが危険なため避ける。
■よく洗って消毒をしているプールは管理が行き届いているので心配の必要はないが、鼻のうがいはしておくとよい。

 

感染者について・・・

■日本では、1996年11月に佐賀県鳥栖市で25歳女性が発症(9日目に死亡)したのが、現在唯一の感染例である(感染経路は不明)

※2002年の国立感染症研究所によると、

全国の温泉やスーパー銭湯など二百数十カ所で、 病原性アメーバやレジオネラ菌の調査を行うと、

60%以上の施設で原発性アメーバを発見したそうです。
そのうち9%程がフォーラーネグレリアでした。

 

あまり敏感になりすぎないでよいと思いますが、頭の片隅にこのような事がある事を覚えておいていただけると幸いです。

【2015/7/14】

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