【Interview】トリマーがペット葬儀業界の救世主？！

茨城県つくば市にペット葬儀のコーディネイトをしてくれるトリミングサロンがあります。

サロン名は「カリフォルニアドッグ」。

サービス名は「ぺっとめいきゃっぷ」。

茨城県にあるペット葬儀社のホームページを見ていて、偶然見つけました。

可愛らしいホームページだったのでどんなペット葬儀社なのかな…と思い見てみたら、なんと、ぺっとめいきゃっぷは、国内初となるトリマーによる「おくりびと」だったのです。

私

これは珍しい！
どんな方が運営しているのだろう？
なぜ、トリマーがおくりびとをしているのだろうか？

一瞬で数えきれない程の疑問が浮かび上がり、これはインタビューするしかない！

そう思い、直ぐにホームページにあるお問い合わせフォームから連絡をしました。

翌日、カリフォルニアドッグ代表の吉鹿隆司さんから返信をいただき、ZOOMでお話をする事になりました。

そして、先日お打ち合わせを終え「ぺっとめいきゃっぷ」の全貌が分かりましたので皆さんとも共有したいと思います！

トリマーの価値を高めたい！

吉鹿さん（以下、吉鹿）：ペットめいきゃっぷを作った理由は２つあります。

1つ目が、最愛のペットを亡くされ、悲しみのどん底にいるご家族様の力になりたい。と思ったからです。

しっかりとお別れの時間を作ってあげたり、安心して葬儀・火葬が出来るように手配する事は自分にやれるのではないかと考えました。

そのために、茨城県にあるペット霊園全てに訪問し、自分の目で施設を見て、このお客さんであれば、このペット霊園でこういうお別れをされると良いだろうな…と考えるようになりました。

2つ目が、トリマーの活躍の場を増やしたいと思ったからです。

「ペットのおくりびと」というサービスは世の中に殆ど認知されていなく、誰がその役割を担えるだろうかと考えた時に、私たちトリマーがやるべきだという結論に至りました。

ペットのおくりびとをすることにより、トリマーに付加価値を与え、社会的な価値を高めたいという思いもあります。

吉鹿：ぺっとめいきゃっぷでは、ペットを亡くされたお客様のご自宅にトリマーが出張し、お花祭壇を設置しペットちゃんの身体のお手入れをします。

お客様とペットちゃんとの思い出話をしながら、心のケアをさせていただいております。

そして、どのようにペットちゃんとお別れがしたいかを伺い、葬儀・火葬の日時を決め、火葬場の手配をさせていただいております。

ラストトリミング

吉鹿：ありがとうございます。弊社の花葬プランは、実は当サロンのお客様に花屋さんがいまして、その方の協力の元、出来上がったこだわりの祭壇なんです。

決して安いモノではありませんが、ペットちゃんをご火葬する前に、一杯の花に囲まれた祭壇の中で綺麗な状態で眠って欲しいと思っています。

私たちトリマーが「ラストトリミング」としてペットちゃんのご遺体を生前の頃の様に綺麗な状態に戻すことが大切だと考えています。

吉鹿： そうですね。現在はサロン業務が多忙のためカリフォルニアドッグのお客様のみを対象にさせていただいておりますが、体制が整えば一般のお客様のペットちゃんも対応することは可能です。

私たちが行っているこのペットのおくりびとサービスが全国のトリミングサロンに広がって、常連のお客様への新しいサービスになれば嬉しいです。

全国のサロンの方が参考にしていただきたく、ぺっとめいきゃっぷのホームページを作ったんです。

ペットトリマーと言うと、カットの技術だけを追求しようとしがちですが、実際はお客様と良好な関係性を構築し、如何ににケア・サポートできるかが重要なんです。

その事を多くのトリマーに知っていただきたくて… その究極が、亡くなった後のサポートまでしっかり行ってあげる事かもしれませんね。

まとめ

今回吉鹿さんとは、ＺＯＯＭで約２時間程話しをさせていただきました。

率直な感想は、ここまでペット葬儀業界の事を考えてくれているトリマーさんがいる事を知り、とても嬉しかったです。

ペット葬儀業界は閉鎖的で、他業種との連携が殆ど取れていません。

動物病院がペット霊園にお客様を送客するぐらいの繋がりしかありません。

トリマーとペット葬儀社が手を組むことで、より付加価値の高いお別れが提供出来るようになると思いました！

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