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コラム column
ペット葬儀社インタビュー

【Interview】ペットセレモニー紫雲「お客様との距離感を大切にしています」

【Interview】ペットセレモニー紫雲「お客様との距離感を大切にしています」

東京・埼玉・神奈川・千葉を中心にペットの訪問火葬を行っている「ペットセレモニー紫雲」。

ペットの訪問火葬をスタートして8年目を迎えたペットセレモニー紫雲ですが、実はペット葬儀マップをリリースしたのも8年前で、立ち上げ当初からご縁がありました。

ペットセレモニー紫雲は一体どのようなペット葬儀社なのか?

担当の菊地徳彦さんにお話を聞いてきました。

–ペットの訪問火葬を始めたきっかけを教えてください。

菊地さん(以下、菊地):はい。私がペットの訪問火葬を始めた理由は、色々とあるのですが…

強いて言えば、ペットの訪問火葬は数ある職業の中でも「社会貢献の高い仕事で、確実に世の中に必要とされているモノ」だと思ったからです。

一昔前は、ペットと言えば犬・猫というイメージでしたが、今では小動物(ハムスター、ウサギ、フェレットなど)・爬虫類(トカゲ、ヤモリなど)・鳥類(インコ、文鳥など)まで、幅広く家庭で飼われるようになりました。

実際に、当社でも全体の2-3割は小動物・爬虫類・鳥類のご火葬を行っています。

ペットの飼育頭数は、以前に比べると減少傾向にありますが、それでも我々の様な業者は社会に必要不可欠な存在だと思っています。

–確かにそうですね。そして、社会問題にもなっているペットロスを乗り越えるためにもペット葬儀社は重要な役割を担うと思っていますが、その点はどうでしょうか?

菊地:おっしゃる通りだと思います。

ペットロスの悲しみを乗り越えるためには、まずペットとの別れを受け入れることが大切だと思っています。

とは言っても、ペットを失った悲しみをひとりで抑えるのは並大抵のことではありません。

こみ上げる感情を和らげるために、他の人へ救いを求めることも時には必要です。

ご家族やペットと一緒に暮らした経験のある友人に思いを聞いてもらうことで心が軽くなり、現実を受け止められるようになる方もいます。

そして、ペットをきちんとお見送りすることで心の整理がつく場合もあります。

ペットの葬儀は最後のお別れをするだけでなく、現実を受け入れ、一緒に過ごした時間を思い出に変えるための機会でもあります。

そういった場を提供しているのが我々ですから、小さな命をひとつひとつ丁寧にお見送りしています。

–素晴らしいですね。御社が当サイト内でも評判が良い理由が分かりました。
当サイトの口コミの中で「お客様との距離感がとても良かった。」というのがありましたが、お客様との接客時に気を付けていることはありますか?

お客様

愛猫が亡くなって、明日でちょうど一年になります。

その節は本当にありがとうございました。車内も綺麗に清掃されていて、担当の方もちょうど良い距離感で気を遣ってくださいました。

実は前に愛猫を亡くした時に利用したところは、何かが引っ掛かっていましたが、こちらにお願いしてそれがわかったように思います。

遅くなりましたが、ありがとうございました。

菊地:あ、この口コミですね。お客様のとの接し方は明確なスタンスを持っています。

私はあくまで「お客様のお手伝いをする者」という認識でいます。

補佐・黒子的な存在だと思っています。

そして、当たり前ではありますが…

「自分がされたらいやな事はしない」
「自分が言われたら嫌なことは言わない」
「お客様に声を掛け過ぎない」

この3点は大切にしています。

最愛のペットを亡くされたお客様の悲しみは計り知れません。

私がお客様の立場だったら、そっとしておいて欲しい(あまり話しかけないで欲しい)と思ってしまいます。

だから、私は葬儀・火葬を執り行う上で必要な説明は行いますが、それ以上の会話は敢えてしないようにしています。

お客様が今どういった心境なのかを常に考え、適切な距離感を保つことを一番大事にしています。

もちろん、お客様がお話をされたい時はしっかりと聞き役に回っています。

–距離感は大事ですね。私も余り話しかけられたくないタイプの人間なのでそのような対応はありがたいですね~。また、御社は飼い主様からだけでなく、動物のプロからの依頼もあると聞きましたが、どのような方の依頼があるのでしょうか?

菊地:そうですね。一般の飼い主様以外ですと「ブリーダー」「ドッグトレーナー」「幼稚園」などから火葬依頼を受けていますね。

以前、幼稚園で飼っていた孔雀の火葬依頼をいただいたことがあるのですがそれには驚きました。

何とか火葬炉に収まりましたが、孔雀の火葬は初めてでしたね(;^_^A

–孔雀ですか(゚Д゚;) ブリーダーやトレーナなど動物のプロも御社へご依頼されているんですね。他に、何か印象深いエピソードなどありましたか?

菊地:はい。驚いたエピソードがもう一つあります。

10年以上前に埼玉県飯能市で、ペットの遺体(100体)を山林に遺棄して、別の骨を飼い主様に返す。という恐ろしい事件が起きたのですが、その時の被害者のご家族様からご火葬のご依頼がありました。

お電話でご依頼いただいた時は、事件の事はお話しされなかったのですが、ご火葬が終わった後にお話をしていただきました。

あの事件で被害にあってから、業者選びはかなり慎重に行われたようでしたので、その中で当社が選ばれた事は大変光栄に思いました。

今は、SNS(Twitter、Facebook、Instagramなど)やペット葬儀マップさんの様な口コミサイトがあるので、悪徳業者はだいぶ淘汰されてきたと思いますが、この業界はもっともっと透明性の高い業界になっていかないといけないと思います。

–仰る通りです!ペット葬儀・火葬をもっと身近なモノとして捉えてもらえるよう私も頑張りたいと思います!御社が「ペット火葬協会 東日本」に加盟しているのも業界発展のためという感じでしょうか?

菊地:そうですね。業界発展と言うよりも、業界が衰退しないようにしたいという側面の方が強いかもしれません。

今後、ペットの訪問火葬を始められる方は増えていくと思います。

そうすると、お客様獲得のために価格競争に陥ることに懸念しています。

つまり、ダンピング(不当廉売)です。

<メモ>
ダンピングとは不当に安い価格で商品やサービスを提供すること。
その事で他の事業者の活動を困難にする恐れがある行為。

ダンピングの様な事が起きないためにも、個の力だけでなく協会として活動し、ペット葬儀・火葬のあるべき姿を啓蒙していきたいと思っています。

–確かに今後も訪問火葬を始める方は増えると思いますね。
本日はいろいろなお話ありがとうございました。最後にこのコラムを見ている飼い主様に何かメッセージはありますか?

菊地:そうですね。

繰り返しとなりますが、当社が考えるペット葬儀業とは「お手伝い(サポート)」です。

黒子のように自分は表に出ず、お客様をサポートする。

お客様を中心に考え、引き立てるために言動し、こちら側が目立たない態度をとるという事を大切にしています。

ペット葬儀業だけでなく、全てのサービス業の「源」であり、「おもてなしの礎」だと私は考えています。

感想

今回はペットセレモニー紫雲の菊地さんとお話をさせていただきました。

訪問火葬車へのインタビュー記事では、担当者の顔写真を掲載していましたが…

ペットセレモニー紫雲は表舞台には出ない。

というスタンスのため、当コラム内で写真掲載はしませんが、菊地さんはお人柄がよくとても丁寧な方でした♪

東京・埼玉・神奈川・千葉を中心に訪問火葬を行っていますので、このコラムを読んでペットセレモニー紫雲へ依頼されたい方は以下の公式サイトよりご依頼いただけます。


ペットセレモニー紫雲公式サイト


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