【Interview】ペットロスカウンセリングを受けようか迷っている方へ
記事のもくじ
先月(9月)にリリースしたペットロスコミュニティーサイトの「Forever family」でペットロスカウンセラーの方とお知り合いになりました。
Rapport Cielの松永由美さんです。
松永さんは、ペットロスカウンセリング以外にも、ペットの介護や終末期のアドバイスなども行っていて、Forever Family内でも、ご自身のペットロス体験談やペットロスに関する情報を発信していただいています。
先日、ペット終活アドバイザーの資格を取得したばかりの私としては、ペットロスカウンセリングに興味津々です(笑)
という事で、松永さんにペットロスカウンセリングではどのような事を行っているのかを伺いましたので、皆さんとも共有したいと思います。
特に、ペットロスカウンセリングを受けようか迷っている方は必読です!
きっかけは愛犬の死
松永さん(以下、松永):はい。ペットロスカウンセラーになろうと思ったのは約2年前です。
2019年2月に愛犬を亡くして、私自身がペットロスになりました。
その時、この悲しみをどのようにして乗り越えていけばよいのか分からず、ネットで調べていた時に、ペットロスカウンセラーという仕事があることを知りました。
ペットロスを克服するには、ペットロスとしっかりと向き合うことが大切だと考え、講座を受講し、約1年間勉強をした後、ペットロスに関わる資格を取得しました。
私自身もそうだったのですが、ペットロスになった時に話せる相手がいなかったので、きっと同じような思いをされている方は多いのではないかと考え、ペットロスカウンセラーとして活動することを決めました。
飼い主さまのペースに合わせた4つのプラン
松永:カウンセラーによって、プラン内容は異なると思いますが、私は4つのプランでカウンセリングを行っています。
①メールやLINEで気軽に受けられるプラン
②ビデオ通話でのプラン
③電話でのプラン
④仙台市内の方のみ対面プラン
文章だけでやり取りをされたい方もいれば、実際にお会いして話を聞いてほしい。という方もいらっしゃいます。
毎日LINEで相談される方もいれば、1週間に1回だけ相談される方もいます。
人によってペットロスで表れる症状はさまざまで、ペットロスから抜け出すまでの期間もそれぞれです。
飼い主さまのペースでカウンセリングをさせていただいております。
お財布に優しい料金体系
松永:料金が高いと思われがちなカウンセリングですが、もっと身近なものに感じて頂きたいため、私のサービスでは1500円からご利用いただけます。
1500円のプランは、メール or LINEで7日間カウンセリングをしております。
この7日間は、メッセージのやり取りに回数は設けておりませんので、飼い主さまが「相談したい!」と思ったら何回でも連絡していただけます。
飼い主さまからご連絡いただいた際の返信は、基本的に24時間以内(8時~21時の間)で行っております。
気軽にお試ししたい方にオススメのプランです。
電話やビデオ通話でのカウンセリングの場合は、1回40分で2000円でお受けしております。
仙台市のみとなりますが、対面でのカウンセリングは1回60分で3000円+交通費です。
松永:そうですね。ペットロスで悩む人が気軽に相談できる存在になりたいので、お値段も低めに設定しました。
私の場合は、同時でカウンセリングできる飼い主さまは最大で3名様までとしています。
たくさんの飼い主さまを一人でカウンセリングしますと、一人ひとりにかけられる時間がどうしても減ってしまい、カウンセリングの質が落ちてしまうと思うんです。
そのため、現時点では3名までの対応とさせてもらっています。
目的は「治すこと」ではなく「前を向くこと」
松永:まず初めにお伝えしたいのが「ペットロスは病気ではありません」
そのため、ペットロスケア(カウンセリング)の目的は「治すこと」ではなくあくまでも「飼い主さまが前を向くこと」です。
まず初めに事前アンケートでペットちゃんのお名前や誕生日・命日、飼い主さまの今いちばんつらいことなどをお聴きします。
その後、さまざまなお話を伺いながら飼い主さまの心のわだかまりをほぐし「今後ペットロスをどういうふうに受け止めていくか」を一緒に考え、提案させていただきます。
「カウンセリングを受ければペットロスから抜け出せる」と思っている方も多いのですが、私たちカウンセラーは微力で、あくまでも抜け出すためのお手伝いをさせていただくだけです。
ですが、私たちは飼い主さまの心に精一杯寄り添えるようにと思っておりますので、ペットロスを抜け出す糸口はきっと見つかるかと思っています。
ペットロスはひとりで抱え込まないで
松永:はい。私が皆さんにお伝えしたいことは…
「ペットロスはひとりで抱え込まないで大丈夫!」
どうしてもひとりで抱え込んでしまうことの多いペットロスですが、無理に抱え込むことはありません。
私たちカウンセラーは微力ではありますが、お話していただければみなさんの心はきっと少し軽くなるはずです。
それに私もそうですが、ペットロスカウンセラー自身もペットロス経験者ということが多いです。
仲間だと思って、腕いっぱいの荷物を私たちにも少しわけてみてください。
それと、先日ペット葬儀マップさんでリリースされた「Forever family」についても一言お話しさせてください。
ペットロスの悲しみはみんなで分かち合いましょう
松永:私はForever、 Family関係者ではなく、一利用者の立場なのですが本当に素敵な場だと感じています。
ペットロスが重症化してしまう人の多くは「周りのひとに悲しみを打ち明けられず、自分だけで抱え込んでしまった」という方々です。
「InstagramやTwitterは知り合いも見てるので心配をかけたくない。」
「友達にも申し訳なくてあまり話せない。」
「家族間であっても悲しみに温度差があって、私だけずっと悲しむ訳にはいかない。」
そう言った優しい方々がとても多いのです。
でも、悲しみはひとりで抱え込む必要はないんです。
傷の舐め合いだと他人は言うかもしれません。
でも、それでも良いんです。
せっかくこんなに素敵な場があるのですから、みんなで分かち合いましょう。
そのほうがお空にいるあの子たちも安心して見ててくれるかもしれません。
まとめ
ペットロスカウンセリングというと、なんだか敷居の高いイメージがありましたが、よき相談相手(聞き役)という印象を持ちました。
私がペット終活アドバイザーの勉強をした時に、テキストによく出てきたキーワードがありました。
それが「傾聴」です。
傾聴とは、相手のいうことを否定せず、耳も心も傾けて、相手の話を「聴く」会話の技法です。
ただ話を熱心に聞くだけではなく、意識すべきなのは、相手に共感し、信頼していると示すこと。
ペット終活アドバイザーに求められるスキルは「傾聴」と書かれていましたが、ペットロスカウンセラーにも同じことが言えると思います。
ペットロスカウンセラーによって、飼い主さまとの接し方はさまざまだと思いますが、ペットロスの症状を少しでも軽減したいと考えている方は、ペットロスカウンセラーに相談されてみてはいかがでしょうか?
個人的には松永さんとZoomでお話をしてみて、とても物腰柔らかく素敵な方でしたのでおススメです♪
なお、松永さんが運営するRapport Cielの詳細は以下の公式サイトをご覧ください。
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