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ここらでペット葬儀の仲介業について本当の話をします【業界発展のために】

ここらでペット葬儀の仲介業について本当の話をします【業界発展のために】

まず初めにお伝えしますが…

今回のコラムのタイトルは「ここらで広告コピーの本当の話をします。 宣伝会議 」のタイトルを引用させていただきました。

この書籍を読んで、タイトルがとても気に入ったため、使わせていただきましたm(__)m 悪しからず…

という事で、今回はペット葬儀の仲介業に関するお話をさせていただきたいと思っています。

これから話す内容は、Webディレクター歴18年+ペット葬儀マップ運営歴7年の私がずっと考えていたことです。

ペット葬祭業の中での仲介業者のポジショニングや存在意義など、誰も語ってはいないであろう領域にメスを入れて、本音で話したいと思います。

興味のある方は是非ご覧になって下さい。

では、いきましょう!

1.ペット葬儀の仲介業とは何か?

まずは、ペット葬儀における仲介業とは何ぞや??という点から話をします。※仲介業の仕組みが分かる方は、このパートは飛ばしていただいてOKです。

仲介業というと、一番分かり易いのが、不動産の仲介業ですかね。

不動産仲介業とは、不動産を売るまたは、賃貸として貸す際に、売主・貸主と買主・借主の仲介役として不動産の売買契約や賃貸契約の成立に向けて業務を行うことです。

これと同様にペット葬儀の仲介業者は「お客さま」と「ペット葬儀社」とをマッチングさせる役割を担います。

図にすると以下の感じです。

仲介業者を通してお客さまを紹介してもらったペット葬儀社は葬儀代金の数十パーセントを手数料として、仲介業者に支払います。

仮に、手数料30%と仮定して、葬儀代金が3万円だとしたら、紹介を受けたペット葬儀社は3万円の30%の「9千円」を仲介業者に支払う事になります。

この仕組みはペット葬儀だけに限らず、どんな業種・業態であれ、仲介業者は手数料をもらう事でビジネスが成り立っています。

2.ペット葬儀の仲介業者は必要か?

結論から言いますと「必要」だと思っています。

あなた

でも、仲介業者を経由しなくても、直接ペット葬儀社とやり取りした方がスムーズじゃないの?

そう思うかもしれませんし、その通りかもしれません。

ペット葬儀社は、仲介業者を経由することにより、手数料を払わなければいけませんので、利益率は下がります。

当然、お客さまから直接依頼されたいと思っています。

しかし、ペット葬儀社は全国に1000社以上あり、特に大都市には業者が密集しており、お客さまの奪い合いが行われています。

良いペット葬儀社が選ばれるのではなく、ネット集客が上手な業者にお客様は集まります。

あなた

じゃあ、ネット集客を頑張ればいいじゃない!

その通りなんですが、それが難しいんです。

本業は葬儀・火葬業ですから、ネット集客の最適なやり方を知っているペット葬儀社は殆どいませんし、費用対効果の高い広告宣伝の仕方も知りません。

じゃあ、どうやって集客すればよいのか?

そうです。

ペット葬儀仲介業者と提携する事で、一定の案件数を確保する事が出来るのです。

仲介業者は、ネット集客に非常に長けている会社が運営している事が多いです。

お客さまがネット検索した時に、思わずクリックしてしまうようなキーワードやコピー、安心感を与えるビジュアルをふんだんに使ってPRすることを得意としています。

仲介業者はたくさんのお客さまをペット葬儀社へ送客することで売り上げが何倍にもなりますため、広告宣伝費をケチりません。

仲介業者が集客し、お客さまとペット葬儀社をマッチングさせる事によりお互いwin-winの関係性を築く事が仲介業者の役割となっています。

それでは、ペット葬儀の仲介業者で有名な所を3つほど紹介します。


ペット葬儀110番

ペット葬儀110番はお客さまのご利用シェアNo.1の最大手となります。ペット葬儀仲介業者としては抜群の知名度を誇ります。


イオンのペット葬

イオンのペット葬はイオンライフが定める50の品質基準をクリアしたペット霊園のみに厳選して紹介をしています。


メモリアルなび

メモリアルなびはイオンペットがお客さまの立場にたって安心のペット霊園を紹介しています。


3.仲介業者を利用するメリットとデメリット

次に、仲介業者を利用する際のメリットとデメリットを「お客様目線」でお伝えします。


まずはメリットから!


①24時間365日電話対応

ペット葬儀の仲介業者はコールセンターを独自で持っている事が多く大抵24時間365日電話対応しています。

深夜・早朝いつでも電話ができるのはお客さまにとっては嬉しいと思います。


②業者を選ぶ手間が省ける

ペット葬儀社を選ぶのはなかなか大変です。ペットが亡くなった時は普通の精神状態ではいられません。

ゆっくりじっくり業者を選ぶ時間も余裕もないかもしれません。

仲介業者が代わりにペット葬儀社選びをしてくれるのはありがたい事なのかもしれません。


③特典などが受けられる

仲介業者を介してペット葬儀社を利用すると、特典が受けられるケースがあります。

例えば、イオンのペット葬は葬儀代金によって「最大5000円引」になります。

メモリアルなびは、メモリアルグッズや各ペット霊園毎に独自の特典が受けられます。


次にデメリットについてお伝えします。


①当たりはずれがある

お客さまは、仲介業者が提携しているペット葬儀社を選ぶことが出来ないことが殆どです。

そのため、運悪く質の低いペット葬儀社を仲介されてしまう可能性があります。

ペット葬儀社の質は仲介業者がしっかりとコントロールする必要がありますが、まだまだ、業者によっては当たりはずれがあるのが実情です。


②葬儀料金が割高

仲介業者は葬儀代金の数十パーセントを手数料としてペット葬儀社へ請求します。

そのため、お客さまはペット葬儀社に直で依頼した場合よりも仲介業者を介して依頼する方が同じサービスでも手数料の分価格が割高になる場合があります。


③リピートができない

仲介業者が手配するペット葬儀社はランダムで決まることが多いため、1回目に対応してもらったペット葬儀社が2回目も対応してくれるとは限りません。

お客さまは対応するペット葬儀社を指定することが出来ません。


4.ペット葬祭業のよりよい発展には●●が必要

ペット葬儀の仲介業者の役割や利用するメリットデメリットはご理解いただけたかと思いますが、皆さんに伝えたいことはそんな事ではありません!

つまり、ここからが本題です!※前振りが長くなりすみませんm(__)m

ペット葬祭業の未来や、向かうべき方向(将来像)を見据えたお話をしたいと思います。

ペット葬儀は、いまいち世の中に浸透していないと思いませんか?

どのような葬儀プランがあって、火葬までの流れを説明できる方は殆どいないですよね?

あなたが知っているペット葬儀社を3社あげられますか?

多分、わからないですよね。

なぜなら、ペット葬儀に関する情報を普段目にする事がないからです。

主な理由は以下です。

・死という重いテーマを扱っているから
・ペットの死について人と語り合う事がないから
・SNSなどで情報発信しづらいから
・マスコミやメディアも取り上げないから
・ペット葬儀の実態がよく分からないから

など…

「死」を扱うテーマは安易に話せる事ではなく、できれば避けて通りたい、考えたくない。

そう思っている方が殆どではないでしょうか?

たまにテレビ番組でペット霊園等が取り上げられて、沢山の方がペット葬儀の重要性に気づいてくれますが、それも一過性のモノでテレビ放映中だけバズリ、3日も経てばまたペット葬儀のことは世の中から忘れ去られてしまいます。

ペット葬儀の重要性や価値を浸透させるには「継続的な発信や啓蒙活動」が必要となります。

ペット葬儀をもっと身近に感じていただくために「実態が分かるコンテンツ」を世の中に発信すべきだと思っています。

そして、その役目をペット葬儀仲介業者が担うべきだと私は考えています。

仲介業者は、ペット葬祭業を俯瞰してみることが出来る唯一の存在で、お客さまとペット葬儀社のニーズを一番理解しているはずです。

正直、イオンがペット葬儀業界に参入してきたときはもっと抜本的な改革をされるのかと期待していましたが、そうはなりませんでした。

「ペット葬祭業のよりよい発展には●●が必要」の●●に入るのは「仲介業者によるペット葬儀の啓蒙活動」です。

1つのペット葬儀社が突出して有名になっても、その業者が儲かるだけです。

業界の全体的な底上げをするには、たくさんのお客様とペット葬儀社を知る仲介業者の発信力に委ねられると思っています。

5.ペット葬儀マップのポジショニング

長くなりましたが、最後にペット葬儀マップの業界内のポジショニングの話をして終わりたいと思います。

ペット葬儀マップは「ペット葬儀社を利用した方の口コミ(感想)が見れるポータルサイト」としてペットの葬儀・火葬ができる施設(ペット霊園・移動火葬車・公営の火葬場)を紹介しています。

上記に挙げた「ペット葬儀110番」「イオンのペット葬」「メモリアルなび」の様にペット葬儀社の仲介をしているわけではありません。
ペット葬儀ホットラインでお客様の悩み事にお応えする相談窓口は用意しております。

ペット葬儀マップでは、今以上のコンテンツや情報を発信する予定はありませんので、業界を変えられるような影響力は残念ながらありません。

しかし、ペット葬儀マップを通じて得たノウハウやペット葬儀社とのコネクションを活かし、これまでとは違う形でペット葬祭業と向き合って(関わって)いく予定です。

私ができることは率先して行い、できない事は、できる人と組む。

今やらなければ、一生できないでしょう。

その強い気持ちをもって、行動していきます!

活動報告はこのコラム通してお伝えしますので、楽しみにして下さい!

ペット葬儀でお困りの方はペット葬儀ホットラインをご活用下さい

私たちペット葬儀マップではペットの火葬等で悩んでいる方々がいつでも相談できる窓口【ペット葬儀ホットライン】を開設しております。

・ペット火葬業者を紹介して欲しい!
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・服装はどうしたら良い?

ペット火葬をする上で心配・不安な事があれば一人で悩まずに、以下のペット葬儀ホットラインにご連絡ください。

ペット霊園専属のスタッフ、ペット葬儀マップ運営陣がしっかりと対応させていただきます。